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  3. 建築士や建築施工管理技士など、建築業界で活躍できる資格をご紹介

■建築業界で活躍できる資格とは?

建築業界へ就職、転職する際には、資格があるとより有利になりやすいです。
建築の資格は、国家資格や民間資格などたくさんあり、受験資格や難易度なども異なっています。
本記事で、建築業で働く際におすすめの資格について、いくつかご紹介いたします。

■一級建築士

一級建築士は、国土交通大臣からの認可を受ける国家資格です。
一級建築士の資格を取得することで、建築物の設計、工事の監理などの業務が行えるようになります。
一級建築士にしか扱えない建築物は、延べ面積が500平方メートルを超える一部の木造建築物、 延べ面積が300平方メートルを超え、高さ13mまたは軒高9mを超える構造の建築物、と法律によって定められています。
デパート、学校、ホテルなど、大規模な建築物の設計を行うことができ、鉄筋コンクリート造や無筋コンクリート造などにも対応できるのが一級建築士の特徴です。
一級建築士は、建築系の資格の中でも最も難易度が高いといわれており、合格率は10%ほどとなっています。
合格までに時間がかかる難関資格ではありますが、この資格を取得することで、建築事務所、ハウスメーカー系、インテリア系など、さまざまな職場で活躍することができるようになります。
また、一級建築士の資格を取得して、あるいは、取得を目指しながら、企業や建築事務所で働いた後で、独立してフリーランスとして活躍することもできます。

■二級建築士

二級建築士は、都道府県知事から認可を受ける国家資格です。
二級建築士の資格を取得することで、戸建て住宅などの建築物の設計、工事の監理などの業務が行えるようになります。
二級建築士は一級建築士と異なり、対応できる建築物に制限があります。
法律によって、対応できる建築物は、高さ13m以下、軒高9m以下の範囲内と定められているのです。
また、延べ面積も1,000平方メートル以下までという制限が設けられています。
二級建築士は、一般住宅、アパートなど小規模から中規模の集合住宅に対応できるのが二級建築士の特徴です。
二級建築士の資格があると、建築事務所やハウスメーカーだけでなく、一般の企業の店舗開発部などでも活躍することができます。

■木造建築士

木造建築士は、都道府県知事から認可を受ける国家資格で、扱える建築物は木造建築物のみです。
木造建築士が扱えるのは、階数2階建て以下、延べ床面積300平方メートル以下の木造建築物のみと法律で定められています。
一級・二級建築士と異なり、対応できる建築物には制限がありますが、木造建築に特化した資格であるため、木造住宅を販売する企業や工務店などで、スペシャリストとして活躍することができます。

■建築施工管理技士

建築施工管理技士も、国土交通大臣からの認可を受ける国家資格です。
建築施工管理技士の資格を取得することで、施工計画、工程管理、品質管理などの施工管理が行えるようになります。
作業員への安全教育や機器の安全性チェックなどの安全管理業務も、一級建築施工管理技士の大事な仕事です。
建築施工管理技士は、一級と二級の2種類があり、携われる工事の規模が異なっています。
一級建築施工管理技士は、主任技術者や監理技術者として、大規模工事に携わることができます。
二級建築施工管理技士は、主任技術者のみしかなることができません。
小規模から中規模程度の工事で活躍できる資格です。

■土木施工管理技士

土木施工管理技士は、国土交通大臣からの認可を受ける国家資格です。
道路や河川など土木工事現場の主任技術者や監理技術者として働くために必要となる資格です。
土木施工管理技士の資格を取得することで、監理技術者と主任技術者として、土木工事に関する図面製作、安全管理、進捗管理などの業務が行えるようになります。
土木施工管理技士は、一級と二級の2種類があります。
一級土木施工管理技士は監理技術者と主任技術者の両方になることができますが、二級土木施工管理技士は主任技術者のみとなっています。
また、工事にかかる金額が4,000万円以上となる場合には、工事現場に監理技術者を置かなければならないことから、一級土木施工管理技士だけが、高額な工事にも対応することができます。
土木工事は各地で行われているため、土木施工管理技士の資格を取得しておけば、土木のスペシャリストとして、全国どこででも活躍できるチャンスがあります。

■建設機械施工技士

建設機械施工技士は、国土交通大臣からの認可を受ける国家資格です。
建設機械施工技士の資格を取得することで、建設現場においてさまざまな建築機械を用いて工事を行う際に、責任者として施工管理や品質管理や安全管理などの業務が行えるようになります。
建設機械施工技士は、一級と二級の2種類があります。
一級建設機械施工技士は、大規模な工事現場で主任技術者や監理技術者として働くことができます。
二級建設機械施工技士は、小規模な工事での主任技術者として働くことができる資格です。
また、二級建設機械施工技士は、用いる機械の種類によって、ブルドーザーや油圧ショベルやモータ・グレーダーなど6種類に分かれており、取得した種類のみ建設機械の指導や監督業務などを行うことができます。

■管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は、国土交通大臣からの認可を受ける国家資格です。
管工事施工管理技士の資格を取得することで、冷暖房設備工事、空調設備工事、給湯設備工事などの管工事において、工程管理、品質管理、安全管理などの業務が行えるようになります。
管工事施工管理技士は、一級と二級の2種類があります。
一級管工事施工管理技士は、建設工事現場で主任技術者と監理技術者の役割を務めることや特定建設業の専任技術者になることができる資格です。
二級管工事施工管理技士は、一般建設業において、専任技術者や主任技術者になることができます。
管工事施工管理技士の資格を持っている人を多く採用したいと考える建築系の企業は多いので、この資格を取得しておけば、就職・転職活動でより有利になりやすいです。

■建設設備士

建設設備士は、国土交通大臣からの認可を受ける国家資格です。
建設設備士の資格を取得することで、建築士に対して建築設備の設計、工事監理のアドバイスなどの業務が行えるようになります。
建築士のように建築物の設計に携わることはありませんが、電気や空調システムなどの設備に関する専門的な知識が求められる重要な仕事であり、建築設備士の助言を受けた際には、建築士は建築確認申請書等の書類にその旨を明らかにしなければならないと定められています。
設備機器メーカー、不動産会社、ビル管理会社など、多くの会社が建設設備士の資格取得者を求めているため、専門知識を活かして活躍することができます。

■コンクリート診断士

コンクリート診断士は、公益社団法人日本コンクリート工学会が実施している試験に合格することで取得できる民間資格です。
コンクリート診断士の主な仕事内容は、構造物のひび割れ診断を行うことやコンクリートの維持管理の提案することです。
コンクリートは建築を行ううえで欠かせないものであるため、生コンクリート・セメント会社だけでなく、コンサルタント会社や診断補修専門会社や建築会社などさまざまな職場で、資格を活かして働くことができます。

■その他の資格

そのほかにも、土地家屋調査士、宅地建物取引主任者、マンション管理士など建築業で活躍できる資格はたくさんあります。
興味がある資格を色々調べてみるのも楽しいですね。
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