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  3. 変革を迎える建設業界!その魅力ややりがいとは?

■建設業界で磨かれる多くのスキル

新卒者が建設会社を就職先として選んだ理由に関する調査では、確定の決め手となったのは「自らの成長が期待できる」という回答がトップとなりました。
実に全体の47%を超える学生が、自己の成長を建設業界に求めていることがわかります。
事実、施行に関しては長期プランを組み実施する能力が求められますし、どのような手順で業務を進めるかの段取りを違えれば契約上の引き渡し時期に完成が間に合わなくなります。
いかに効率良く時間の無駄や労力の無駄を省き、定められた予算の制限の中でクオリティを実現するか、コスト意識も研ぎ澄まされるようになり、社会人として必要な能力が多方面で磨かれるでしょう。
また当然ながら、個人がいくら奮闘しても成し得る仕事ではありません。
あらゆる障害を乗り越えるためには1人で仕事を進めるのではなく、周りを巻き込むコミュニケーションとチームワークが必須です。
いくら体力があっても、いかに段取りが良くても、人と人とのつながりがなければ建設はできません。
施工は天候などから大きな影響を受けるため、努力だけでは予定通りに対応できないケースも多々あります。
考慮しても想定外の事態が起こった場合、作業に避けられないしわ寄せが発生しても、柔軟にチームとして対応して必要に応じて作業メンバーの増員や応援を要請するなどして対応する必要があります。
そうしたときに頼りになるのが人であり、同じ方向を見て使命を果たせるチーム力です。
難しい仕事を終えたときの達成感や充実感、人を助け社会貢献ができたときの実感こそ、建設業界で働く魅力であり、喜びといえるでしょう。

■社会インフラを支えているというプライド

建設業界でインフラ関連の公共事業に携わることは、大きな誇りであり仕事をする意義でもあります。
たとえば道路や橋、鉄道やダムなど、地域の人々の暮らしを豊かに変えるインフラの整備は、難しい任務こそやり遂げたときの達成感と満足感が大きくなります。
そして災害からの復旧に大きく貢献できることも、建設業界で働くもののプライドです。
復旧事業に携わることはまさに社会貢献であり負うべき責任も大きいですが、大きな使命はこの業界で仕事を続けるモチベーションにもつながるでしょう。
プロジェクトが大きくなればなるほど難しさは増しますし、関わる企業や団体、人々が多くなりますが、チームごとに持ち場で責任を果たし、その集大成が完成形となったときの喜びは何にも換えがたいものです。
普段の生活では関わる機会もなかったであろう多くの専門家に出会い、その仕事に触発され、たくさんの経験を得ることは大きな刺激です。
建築物と一言で言っても、個人の戸建て住宅から国家的なプロジェクトまでありとあらゆるものがありますが、総じて規模が大きく、立体物を造り上げる過程にはモノづくりの楽しさがあります。
当然簡単な仕事ではありませんが、建設に携わる人は全員、その目的やニーズを深く理解し、全体を俯瞰しながら持てる技術を奮うことが重要です。
あらゆる場面であらゆる学びが多く、知見が自らの財産となって蓄積される仕事といえるでしょう。

■変革がもたらされる建設業界で働くことの意義

現在、日本の多くの企業が働き手に選ばれる職場環境を構築するためさまざまな施策を巡らせており、それは建設業界も同じ状況と言えます。
ただしそうした施策のほとんどは「残業を減らす」「休日を増やす」といったステレオタイプの選択になりやすく、建設業界においてこれは容易なことではありません。
建設業は作業においては天候に左右され、予定通り作業ができない事態も多い産業です。
また人々の生活を根本で支える仕事のため、台風や地震などの災害時には現場に駆けつけ、生活を助ける使命を果たすことも少なくありません。
決まった時間に決まっただけ働いたり、簡単に休日を増やしたりすることが容易な仕事ではありませんが、それだけに建設業界ほどやりがいの大きな仕事もないでしょう。
建設業界で働く魅力を挙げるとき、手掛けた建造物が長期にわたって存在することや地図に載ることを挙げるケースも多いですが、根本は「人を助ける」「社会に貢献する」という部分に強い意義があります。
自分の持ち得る技術と力を投入し、社会的使命を果たすことに大きなやりがいを感じるのは至極当然のことでしょう。
そんな建設業界にも変革の波が訪れ、いままさにビジネスモデルの変換も行われています。

■建設業界に訪れるビジネスモデルの転換

建設業界に大きなやりがいがあることは、ここまでに述べた通りです。
ただ働きがいという意味でいえば、こうしたやりがいに合わせて「働きやすさ」が備わる必要があります。
やりがいと働きやすさが両立する真の働き方改革を目指し、建設会社もさまざまな取り組みを始めていることは紛れもない事実です。
また建設業界は他業界とは異なり、基本的なビジネスモデルの転換も迫られている点が注目できるでしょう。
建設業界の基本的なビジネスモデルは「受注型」ですが、そこからの脱却を目指しているのが現在の姿です。
たとえばデベロッパーや官公庁から大きなプロジェクトを請け負う大手ゼネコンにおいても、依頼案件に頼るだけのビジネスモデルでは、建設需要の低下が起これば収益に大きな打撃となります。
つまり、建設需要にすべてを左右されないビジネスモデルを構築することが求められているのです。
また、優秀な職人が高齢化することによる人手不足も進んでおり、人材の希少価値が高まる一方、従来の建設モデルを変える必要にも迫られています。
そこで建設業界各社が打った次の手の一端が、先進技術を持つベンチャー企業への事業投資や新規事業の創出です。
すでに大手ゼネコンなどはシリコンバレーのベンチャー企業へ投資を進め、3DプリンターやAI技術に未来の建造物の在り方を模索し始めています。
こうした事業変革の流れは人材採用面にも影響を及ぼし、現在建設業界への他業界・異業種からの転入も大幅に増加させる結果を導きました。
もしかしたら近い将来は、従来のやり方とはまったく異なる方法で建造が行われる時代になっているかもしれません。
いまこの変革をリアルに意識できる人こそが、次の時代の建設業界を背負って立てる人材と言えるでしょう。
やりがいの面でも触れましたが、建設業界で働くことの意義や本質は、単に建造物を造ることそのものではなく人を助けることです。
社会インフラを担う、街づくりで人々の暮らしを豊かにする、国土を発展させるという意味においては、将来的にどのような手段・手法が主流になろうと、建設業界で働く魅力を変えるものではないでしょう。

■建設から新しい事業へ

建設業界が取り組んでいる新規事業の創出においては、従来の受注型ビジネスではなく自らが発信源となることを主としています。
こちらは各企業がさまざまな切り口でアプローチしているため一概に言えませんが、ある企業は工法や工具の開発分野で、ある企業は林業や養殖分野で、またある企業は農業の分野で新しい事業を展開しています。
建設業とは一見程遠く見えるかもしれませんが、どの分野も歴史的に見れば建設と深いつながりがあり、従来のやり方にICT技術など最新の技術を組み込んだ未来的な事業展開が進められているのが特徴です。
こうした取り組みが軌道に乗れば、受注型一辺倒のビジネスモデルから脱却し、さまざまな分野に軸足を置いたバランスの良い事業経営が可能となるでしょう。
こうした未来を造るテクノロジーや新しい事業展開においても、今後の建設業界には伸びしろがあります。
どのようなポジションでどのように建設の未来に関わるか、自分の目指すべき道を見定めて進む時期に来ています。
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