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  3. 建設業への就職の面接におけるポイントは?

はじめに

建設業界では、今年の夏に開催される東京オリンピックに向けた建設ラッシュが今も続いているため、全体的に人手不足となっており、人員を積極的に募集している傾向があります。
このため、建設業への就職に向けては大きなチャンスがありますが、いくら人手不足だとはいっても、入社試験によって一定の水準があるかは見られるものです。
ここでは、その中でも特に面接におけるポイントとなる内容を見ていきましょう。

求められる人物像

建築物は、人々にとって仕事や生活の場になります。
災害などの際には、場合によっては人命に影響することもある重要な存在です。
また、一つ一つの建築物やインフラの並びが街を形成するという意味では、建設業者は、街づくりに携わっているともいえるでしょう。
このような建設業界で求められるのは、人命を支える覚悟や真面目さ、堅実さと人々の快適さを考慮できる心配りの両方を備えた人物だといえます。

人物像の答え方

このことを踏まえ、まずは業界にマッチした人物像の持ち主であることをアピールしましょう。
人物像をアピールするときには、自分がどういう人物であるのかを最初に明示し、それを支える根拠や、入社後の人物像を踏まえた活躍の仕方を論理的に、かつ熱意を持って提示すると好印象になります。
結論を最初に明示することで、何がいいたいかはっきり伝わり、それを支える体験談などが説得力を持っていれば、企業側から共感されやすいからです。
なお、実際には各社によって微妙に異なる内容が記載されていると考えられますので、大まかな傾向を踏まえつつも、その会社の望む人物像にも合致していることをアピールするとポイントはさらに高くなるでしょう。

志望動機

人物像と同じくらい企業が重視するものの一つは、志望動機です。
いくら人物像が会社と合致していても、動機が曖昧であれば会社側としてはその後定着してくれることが見込みにくく感じられ、採用しづらくなります。
志望動機にはいくつかのレベルがありますが、最も説得力があるのは、会社理念への共感を体験談を伴って説明できている内容です。
理念への共感のみであれば、今の時代はホームページを見ればほとんど誰でも口にすることができます。
そのため、企業としては、応募者が口にするその言葉がどれだけ本音から出ているか調べるために、各個人の背景事情を知ろうとします。
そして、理念を見たから共感を口にしているというのではなく、ホームページで理念を見る以前から心の底から同じ考えを持っていたと思えるような人のほうが、企業側にとってより好印象になるのです。

志望動機の答え方

ここでも、人物像と同じく、結論となる志望動機を最初に明示しましょう。
また、一般論として、理念への共感は、動機の上で明示するのみならず、体験談の中で理念そのものをうまく引用するとより説得力が高くなります。
サラッと話の流れの中で自然に引用できる人物のほうが、動機の結論部分だけで理念を口にしている人物よりも理念になじんでいる印象を与えられるからです。
本番でうまい具合に理念を引っ張り出すためには、面接に向けて内容を丸暗記する必要はありませんが、キーとなる内容構成を大まかに覚えておき、事前に練習しておくといいでしょう。

業界理解

建設業といっても、会社によって守備範囲は多岐にわたります。
建設業者そのものについても、ゼネコンのように建設業全般を担う企業もある一方で、内装工事や管工事、土木工事など、特定の工事に特化した企業も存在することが特徴です。
そのため、面接の際には、建設業の中のどの業界に特に興味があるのかも注目されるポイントの一つとされるでしょう。
建設業界に特有の面接ポイントとして、関連する周辺業界の理解が問われることもあります。
先に述べたように建設業界自体が、詳しく見るといくつかの業界に細分化されている一方で、これらの細分化された業界は、一つの建築物や街を作るにあたって、密接に関わり合っているものでもあるからです。
このことを踏まえた上で、面接ではなぜ建設業界の中のほかの業界ではなくその特定の業界を希望するのか尋ねられることとも考えられますので、建設業界全体を俯瞰的に理解した上で、その面からも志望動機を掘り下げておくと良いでしょう。

業界理解の答え方

ここでも、まず端的な要点を話しましょう。
その上で、話した要点を補強するために詳しい説明を行うといいでしょう。
行った説明の後に志望度の高さを直接アピールすると、しつこくて押しつけがましい印象になることもありますので、うまく導線を張って、面接官が志望度と業界理解の関連性を尋ねたくなるような話し方を考えるのも一手です。
また、理解内容が十分に詳細であれば、それだけで間接的ながら志望度の高さを連想させますので、業界研究は事前にしっかり行っておいて、話の流れを頭の中であらかじめ用意しておいてください。

企業理解

業界の全体像を理解していることを前提にした上で、次に求められるのが企業理解です。
企業理解も、ある程度競合他社も含めた全体像を理解していることが望まれます。
企業側は、企業理解を問うことで、企業への志望度の高さを測ると同時に、同じ業界のほかの企業ではなくその会社でなければならない理由を見極めようとします。

企業理解の答え方

その会社にしかない特徴をあらかじめ調べておいた上で、その中の一つを軸として最初に押し出しておきましょう。
押し出した軸を中心に、業界理解を踏まえつつ、その企業でしかできないことをアピールすると、他でもないその企業を強く志望しているという印象を与えることができます。

将来像

建設業界では、多かれ少なかれ、将来的な資格の取得が期待されます。
建築士や施工管理技士など、建設業の管理的立場に立つ人間には、何らかの国家資格が求められることが基本になるからです。
最終学歴にもよりますが、一般的に建設業界での資格の取得には、一定期間の実務経験も必要になります。
そのようなことも踏まえつつ、建設業界の会社に入った後には、どのようなキャリアを描いていく予定であるのか、具体的に答えられるようにしておきましょう。

将来像の答え方

資格の取得やその先を見据えて、まずは最初の目標点を明示しましょう。
その上で、目標を達成したい理由と、その目標を達成するために具体的にどのような形で業務に臨むのか、また業務外ではどのような勉強をするつもりであるのかなどをしっかり伝えると、高い説得力を持たせることができます。

逆質問

一般的に、面接ではさまざまな質問をした後に、応募者が企業側に質問するための場を設けられます。
逆質問では、応募者が企業のことをどれだけ真剣に考えているか、また興味を持っているかを確認することによって、志望度や理解度の高さを見極められるのが特徴です。

逆質問の答え方

あらかじめホームページなどで企業のことを調べておいて、分からないことを書き出しておきましょう。
仮に事前にOB・OG訪問などを行っている場合は、訪問によって分かったことは外しておいたほうが得策です。
いずれにしても、少なくともホームページを見れば分かるようなことを尋ねるのは控えましょう。
また、質問なしということも避けるべきです。
その上で、一度質問したら、その内容を踏まえ、その場で理解を深めるような質問を行い、深掘りしていく姿勢を見せると、より好印象に結びつきます。

まとめ

面接で聞かれやすいポイントはいくつかありますが、それらのポイント以外にも、会社によっては独自に問うポイントもあることでしょう。
OB・OGから過去の質問を聞き出せる場合は、ある程度知っておくと、事前対策もしやすくなります。
頻出の質問やその答え方を意識し、事前に練習を重ねることで、好印象につながる面接結果を残せるようにしてください。
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