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建築士の仕事内容はさまざま

現代は多様性の時代ともいえますので、一昔前の建築士とは仕事内容もずいぶん違ってきているのではないでしょうか。
しかし、根本の部分は変わらず、設計士とは建築物の設計から施工、完成までに立ち会うスケールの大きな仕事です。
100年以上も世の中に残っていく作品を造れる可能性のある仕事ですし、住宅を建築する場合はお客さんの一生の買い物に立ち会えます。
このように非常にやりがいのある仕事なので、しっかりと詳細を確認してみましょう。
建築士の仕事の細部を知れば知るほど、好きになれるかもしれません。

建築士とは

建築士の仕事を知りたいなら、まず建築士という言葉の意味を知りましょう。
建築士とは、建築士の資格を取得して働いている人を指しています。
一級建築士や二級建築士の資格は有名なので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
これらの資格を取得して、働いていれば建築士として働いているといえます。
また、建築家という言葉もあり、これはさらに広い範囲を示しています。
建築家というのは、建築や設計の仕事をしている人全般を指しているのです。
当然、建築士もその範囲に含まれますが、その範囲内で働いている人たちは、必ずしもすべての人が資格を取得しているわけではありません。

建築士の仕事内容

次に建築士の仕事内容を確認してみましょう。
建築士の仕事内容は、お客さんとのコミュニケーションから始まります。
建築物を造ってほしいという依頼がきて、仕事に取り組むことになりますが、その際には聞き取り調査から始まるのです。
建築士の仕事は、すでに世の中に存在する建築物を売るというわけではありません。
お客さんとコミュニケーションを取りながら、どのような建築物にしていきたいのかを丁寧に聞き取り、アイディアや設計図などを練り上げていきます。
お客さんから意見を聞き取り、建築士の方からのアドバイスなども含め、ある程度のイメージができあがったら、CADというソフトを使ってコンピューターの中に入力していきます。
建築士の必需品ともいえるCADですが、最近のものは非常に高性能で、お客さんのイメージをしっかりとコンピューターの中に完成させることができるのです。
建築物の内部構造まで再現することができ、これを使ってお客さんと再度打ち合わせをしていきます。
次に建築物の設計図を完成させ、お客さんから最終確認を取ります。
また、お客さんに説明する際には、模型を使用したり、スケッチを使用したりすることもあるのです。
お客さんから了解をもらったら、施工の段階です。
建築士の仕事はこれで終わりというわけではなく、実際に現場に行き、工事の進行状況を確認したり、工事が設計図通りに進んでいるかを確認したりもします。
また、現場の意見を聞き、設計を変更することもあるのです。
工事が無事完了したら、お客さんへの引き渡しです。
建築士が付き添いをして、建築物の詳細を説明し、気になる部分がないかなどを確認していきます。
最後にお客さんから最終確認をもらい、了解を得られたら、費用を支払って終了です。
このように、建築物の構想の段階から携わり、完成して引き渡すまでが建築士の仕事です。
建築士の仕事の大まかな流れを紹介してきましたが、すべての建築士の仕事がこの流れで進むわけではありません。
個人事務所なのか、就職しているかによっても異なり、上で紹介したような一通りの仕事をすることもありますし、逆に完全分業制を取り入れて、一部の段階にだけ携わることもあります。
さらに、個人事務所を立ち上げて、ただ待機しているだけでは仕事が入ってきませんので、仕事を請け負うための営業をしなければならないこともあるのです。

建築士のやりがい

建築士のやりがいには、人それぞれさまざまなものがあるでしょう。
しかし、なんといっても、自分の意向で建築物を世の中に生み出せるという点が、1番のやりがいではないでしょうか。
世の中には、さまざまなものづくりに携わる人たちがいます。
建築士の仕事はその中でもかなり規模の大きなものづくりを実践できる仕事です。
建築士には、一般的な住宅を造る人たちもいれば、巨大な建築物を造る人たちもいますので、非常にスケールの大きな仕事なのです。
また、お客さんの一生で1番の買い物をする瞬間に立ち会えるというのも大きなやりがいでしょう。
さらに、ただ立ち会うだけではなく、自分がメインになって、物事を進めていきますので、責任は重大です。
その分だけやりがいも大きく、完成した建築物を見て、お客さんが喜ぶ姿を見るのが、1番のやりがいと語る建築士の方も多いのです。
自分の造った建築物が後世に引き継がれていくのがやりがいという人もいます。
場合によっては、親から子へ、子から孫へ代々引き継がれていくこともあるのです。
その家族にとって、住まいというのは生活の中心とも言え、こういった生活の柱づくりに携わることができるのは、とてもやりがいがあります。

建築士の仕事は職場で違う

建築士の仕事は、働く場所によって異なってきます。
しっかりと職場ごとの違いを把握しておかなければ、自分のやりたい仕事ができないといったことも考えられるため、把握しておきましょう。
まず、規模はさまざまですが、設計事務所で働く建築士も多いです。
それぞれ得意としている分野がありますので、得意分野を活かしたり、伸ばしたりする建築士の仕事ができます。
また、設計事務所で働く場合は、自分のアイディアや創造性を仕事に活かせる可能性が高いです。
必ずしも自分の思い通りというわけではありませんが、自分の感性で世の中にアプローチしたい目標があるなら、設計事務所に就職するのも良いでしょう。
次にゼネコンに就職する建築士の人も多いです。
ゼネコンに就職する場合は、すでに社風というものが確立されており、その意向に沿って建築物が設計されることが多いです。
そのため、自分の意見を通すことが難しい職場ともいえ、ある意味では、公務員などに近いといえるかもしれません。
独創性や個性というよりも、何より組織を重視した仕事が多くなっています。
さらに、住宅専門の仕事をしたいならハウスメーカーがおすすめです。
こちらも職場によって、自分を活かせるかどうかは異なってきますが、一般的な住宅を建築して、より人々と身近に触れ合いたいというのならば向いています。
さらに人々とのコミュニケーションを重視したい場合は、工務店という選択肢もあります。
こちらの職場は、地域密着型だったりと、地域に根付いた仕事をすることも多いです。
そのため、建築士の仕事の中では、かなり人とのコミュニケーションが多い現場だとも言えるでしょう。
また、規模によっては、自分の意見がかなりダイレクトに反映される可能性もあります。

建築士の資格

建築士は建築や設計の仕事をしている人たちの中で、資格を取得して仕事に携わっている人たちのことを指しています。
そのため、建築士の仕事をするためには、いずれかの資格が必要です。
資格の数はそれほど多くなく、最も有名なのが一級建築士と二級建築士といえるでしょう。
特に一級建築士は、設計できる建築物に制限がない資格なので、建築士としての選択肢やスケールを突き詰めたいなら必須です。
また、木造建築士という資格も存在し、この資格を取得した場合も、建築士として認められます。
名前からもわかりますが、木造の建築物の設計監理を行えます。
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