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内装仕上工事業の需要は高まっている

内装仕上工事業は、建設現場における最終工程を担当する仕事でもあります。
内装工事には、内装下地と内装仕上げといった分類があり、壁紙やタイル貼りを担当するのは内装仕上げです。
そのため、1番にお客さんの目につく仕事でもあり、緊張感とやりがいのある仕事だともいえるでしょう。
そんな内装仕上工事業の仕事内容や適正の有無、将来性についてなども紹介していきます。
近年、リフォームの需要が高まっていますので、それに伴い内装仕上工事業の需要も高まりつつあります。

内装仕上工事業はリフォームとも関係の深い仕事

内装仕上工事業と聞けば、あまりピンとこない方もいるかもしれません。
しかし、内装仕上工事業は、私たちの暮らしと非常に接点のある仕事です。
建設業の中でも仕上げに該当する仕事で、仕事内容は多岐にわたります。
宅内のインテリア工事も内装仕上工事業に該当しますし、天井や壁紙の仕上げも含まれます。
また、パーテーションで間仕切りをする場合にも内装仕上工事業者が使われますし、防音工事なども範囲です。
このように、範囲が広い仕事なので、専門家の集まりともいえる業種です。
一つの技術を極めた職人がたくさん集まる職場なので、職人魂が刺激される現場ともいえるでしょう。
さらに、いろいろな職人たちと触れ合うことができるのも、この仕事の魅力です。
近年はリフォームの需要が高まっています。
新築で住まいを建てるよりも、中古住宅を購入し、自分好みにリフォームするという選択肢が重宝される時代なのです。
このリフォーム工事の際に絶対に必要なのが内装仕上工事業です。
このような世間の風潮を考えると、今後も内装仕上工事業の需要は高まってくるとわかるのではないでしょうか。

内装仕上げの有名な仕事を紹介

内装仕上工事業は、建築物の内装を担当する仕事です。
建築物によって必要な内装工事が異なってくるので、仕事は多岐にわたりますが、その中でも代表的なものをいくつか紹介します。
内装仕上げと呼ばれる工程は、内装工事の中でも最終段階を担当する仕事です。
代表的なものが壁紙を貼ったり、床面にタイルを貼ったりする仕事になります。
壁紙といってもいろいろな種類があり、材質によっては専門的な知識が必要な場合も多いです。
そのため、内装仕上げという仕事は、複数の専門職がまとまった総合的な仕事もといえるでしょう。
内装仕上工事業の代表的な仕事であるクロス貼りの仕事内容を確認してみると、内装下地職人の仕事の後に、天井や壁にクロスを貼っていく仕事であることがわかります。
クロス貼りをするのはクロス職人の仕事なのですが、現場によってはさまざまな作業を請け負うこともあり、クロス貼りのほかに、床材の仕上げを担当することもあるのです。
ほかにも、化粧フィルムを貼って見栄えを良くすることもあります。
クロス貼りをする場合、リフォームなら古い壁紙を剥がすことも作業の一部で、その後に下地を整え、クロスを貼り付けていきます。
また、事前作業として養生シートを使っうことや家具などの移動をすることもあるでしょう。
クロス貼りといっても、いろいろな作業を担当することもあるので、広い範囲の知識を持っている職人は重宝されます。

内装仕上工事業に向いている人

内装仕上工事業に向いている人は、繊細な仕事が得意な人です。
また、繊細な仕事を黙々とこなしていく集中力も必要になってきます。
内装仕上工事というのは、内装工事の中でも、建築物利用者の一番最初に目が行くところです。
そのため、不具合があった場合、最も最初にクレームを受ける可能性がある場所だともいえるでしょう。
だからこそ丁寧で繊細な仕事が必要になり、どれだけきれいに仕上げられるかが、腕の見せどころでもあります。
このような特徴を踏まえてみると、職人気質と呼ばれる人には非常に向いています。
また、建設業の中でも、お客さんに自分の仕事を直接見てもらえる貴重な仕事です。
内装工事といっても、内装下地の場合、お客さんの目に直接触れることはありません。
そのため、内装仕上げは、人に自分の腕を見せつけられるやりがいのある仕事だともいえるでしょう。
また、内装仕上工事業は、コミュニケーションも必要です。
黙々と丁寧な作業を続ける集中力がいる一方で、現場でのほかの職人との連携が重視されます。
クロス職人として現場を担当した場合、隣でほかの職人が作業しているということが普通にある仕事なので、うまくほかの人とコミュニケーションを取ることで、仕事を円滑に進めていきます。
さらに、意外に重要なのが柔軟性です。
建設現場というのは生き物で、常に状況が変わります。
ちょっとした納期の変更により、作業時間が大幅に変更することもあります。
そのため、仕事に対する柔軟性を持ち、プライベートと仕事をうまく調整できるような人は、この仕事に向いているといえるでしょう。
納期に変更があり、一時期に仕事が集中することもありますし、逆にまとまった休みがいきなり入ることもあります。

内装仕上工事業のメリット

内装仕上工事業のメリットは、職人として一人前になれる点です。
この仕事は資格というよりは、経験や技術がものをいう世界です。
そのため、内装仕上げ職人として一人前になれれば、長く安定した収入を得ることができるでしょう。
また、内装工事は非常に細分化された業界です。
特定のクロスの専門職人がいるなど、未経験の人が一人前になるだけの受け皿がある業界ともいえます。
それだけに自分が何の内装仕上げ職人になるのかを選ぶ楽しみがあるのもメリットといえるのです。
また、内装仕上げは、比較的、高齢になっても働ける職場です。
実際に内装工事の現場に行ってみると、定年を迎えた職人さんが多数います。
技術さえ身に付けてしまえば、長く働ける仕事なので、手に職をつけられるというのも大きなメリットでしょう。
仕事のやりがい的なメリットは、作品が目に見えるため評価されやすいという点です。
依頼主が納品されたものを褒める場合、建物全体というよりは、建物の内装を褒めることも多いです。
加えて、内装仕上げは、内装工事の中でも、一番依頼主の目につく部分になります。
そのため、自分の仕事をお客さんに見てもらえるという点は、この仕事のやりがいでもあり、大きなメリットでもあります。
キャリアアップという意味でもメリットは多く、基本的に経験年数によって、技術が積み重なっていく世界なので、自分の成長を実感しやすいです。
仕事にやりがいを見出せないと長続きしない可能性がありますが、内装仕上げなら、自分の技術を積み上げられるので、やりがいを感じやすくなっています。
さらに、リフォーム工事が多い昨今において、内装業の重要度はかなり高まっています。
そのため、1度技術を身に付ければ、長く仕事をできる可能性が高いですし、独立もありえます。

キャリアアップを目指すなら資格もある

本気で内装仕上工事業に取り組みたいなら、国家資格を取得するのも良いです。
内装仕上工事業に関する資格には、内装仕上げ施工技能士という資格があります。
内装工事には豊富な分野がありますので、試験も床仕上げ、鋼製下地工事、ボード仕上げ、カーテン工事作業と分かれている範囲の広い資格です。
一級から三級まである資格で、一級と二級の受験資格には実務経験が必要になってきます。
このことからも、内装仕上工事業は、何よりも現場経験が重要な仕事であることがわかるでしょう。
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